都市伝説
乳がんの健診に携わっていると
「乳がんは、大きくなるまでに10年かかるから」
と言う全く根拠の無い都市伝説(私は、本気で都市伝説だと思っている。)
に遭遇することが良くあります。

上記の説が本当ならば、
乳がん健診って5年に一度の受診で良いハズです…?


JABTS研究報告の発表では、
乳がんの平均腫瘍倍加時間は、90〜180日(3ヶ月〜半年)です。
平均的にその速さで、腫瘍は倍の大きさになります。
(実際には、いろいろなファクターや細かい前提条件などがあるのですが
 そこは、置いておきます。)
結論からいいますと、何も無いところから
2cm以内の乳がん(早期に分類されます。)
を発見するためには、1年に一度健診が必要なのです。

年に一度の健診で2cmの乳がんが見つかった場合は、
「前年度の見落とし」の可能性は低くなります。
がんの種類にもよりますが、60日と言った症例も実は珍しくないです。





マンモグラフィの画像ですが、同じ人の前の画像とその1年6ヶ月後の画像です。
経時的に横に並べました。2方向です。

もちろん、エコー画像にも、くっきりと撮影されていました。
この時点で大きさは2.4cmです.

追記ですが、乳がんには、

      マンモグラフィーでしか見えない種類と
      エコーでしか見えない種類と
      その両方で見えるものと
      現医療レベルでは、その両方でも見つけられないものが、あります。

ですから、せっかく乳がん健診を受けるならば、
可能な限り、マンモグラフィー、エコー、視触診のフルコース
お勧めします。


健診関係者の皆様

今回も非常に要約した乱暴な説明をお許しくださいませ。
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