化石の教え
中学生の娘には深刻ではないものの
先天的に抱えている問題があります。

先日、気心の知れたママ友数名とのランチ会で
ついポロッと

「妊娠中に安静にすれば良かった。
 切迫早産で出血して脳に行く血液が少なくて、
 だから、娘がこうなったのかも・・・。ポロリ

と漏らしたところ
居合わせた皆が堰を切って一様に似た様な話をしだしました。

「つわりの時、偏食したからアトピーなのかも?」

から、もう、出るは出るは・・・

「眠くて寝てばかりだったから
 勉強できないのかも?パクッ」(笑)

に至るまで。

どれも医学的に根拠は無く、事実では無いと思います。
それでも、皆が同じ悩みと不安を抱えていた事が判りました。

「男親って絶対にこんなこと考えないよね。」

と誰かがそう言って

「そう、そう!」って盛り上がり

また別の誰かが

「でも・・・
 それを自分以外の人に言われたら
 心が折れちゃうと思わない?」

皆が「ハッ」と顔を見合わせて、その話は終わりました。

出血した当時も
出産した時にも
ほとんど考えなかったのに
子が中学生になった今頃、
ボディーブローの様に
その不安はジンワリやってきたのです。

私は、娘の出産近くまで勤めていましたので
休みになったとたん
マタニティースイミングに旅行に買い物に・・・
「マタニティーライフを満喫しなくちゃ」
と張り切っていました。

化石の様な母の苦言を何もかも
「いまどきナンセンス」
と蹴散らし過ごしました。

雑誌にのせられて日々、出歩く私を母は苦々しく見ていたのでしょう。

もしかしたら、世の母親たちは
同じ悩みと不安を胸に抱えて
その歴史を繰り返してきたのではないでしょうか。

私も確信しています。
娘に「その時」がきたら
「ナンセンスな小言」を口にする事を。


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